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民泊のOTAアカウント・レビューの引継ぎ|Airbnb・Bookingの扱いの違い

民泊のOTAアカウント・レビューの引継ぎ|Airbnb・Bookingの扱いの違い

民泊のM&Aで見落とされがちな、しかし収益を大きく左右するのが、予約サイト(OTA)のアカウントとレビューの引継ぎです。長年積み上げてきたレビューは集客の要であり、引き継げるかどうかで取得後のスタートは大きく変わります。本記事では、主要な予約サイトごとの取扱いの違いと、引継ぎで確認しておきたいポイントを整理します。

レビューが「資産」である理由

宿泊施設を選ぶ際、多くのゲストはレビューの件数と評価を参考にします。高い評価と豊富なレビューは、検索結果での表示や予約率に影響し、稼働と単価を支える基盤となります。つまりレビューは、目に見えないながらも事業価値の重要な一部です。M&Aで施設を引き継ぐ際、このレビューがそのまま引き継げるのか、それとも一から積み直すことになるのかは、収益の見通しに直結します。

予約サイトによって引継ぎの可否が異なる

重要なのは、予約サイトによってアカウントやレビューの引継ぎの可否が異なるという点です。プラットフォームの規約や仕組みによって取扱いが分かれるため、対象施設がどの予約サイトを利用しているか、それぞれで引継ぎがどうなるかを確認する必要があります。

たとえば、Airbnbはアカウントそのものの承継ができないため、これまで蓄積されたレビューは引き継げません。運営者が変わる場合、新たなアカウントでリスティングを作成し、レビューを一から積み直すことになります。一方、Booking.comはリスティングの譲渡が可能とされており、これまでのレビューを引き継げる場合があります。このように、同じ「予約サイト」でも取扱いは大きく異なります。

  • Airbnb:アカウントの承継ができず、レビューは引き継げない
  • Booking.com:リスティングの譲渡が可能で、レビューを引き継げる場合がある
  • 利用している予約サイトごとに、事前の確認が必要

引継ぎ可否が収益に与える影響

レビューを引き継げない場合、リスティングを新規に作成することになり、当初は表示や予約が伸びにくく、稼働が一時的に落ち込む可能性があります。この期間をどう乗り越えるかは、取得後の収益に影響します。反対に、レビューを引き継げる場合は、これまでの評価を活かして運営を続けやすくなります。買い手様は、対象施設がどの予約サイトに依存しているかを確認し、引継ぎ可否を収益計画に反映させることが大切です。

新規に積み直す場合の工夫

レビューを一から積み直すことになった場合でも、工夫次第で影響を抑えることは可能です。開業当初は価格を調整して予約のハードルを下げたり、丁寧なゲスト対応で高い評価を得やすくしたりすることで、比較的早く評価を積み上げられることがあります。複数の予約サイトを併用し、リスクを分散させることも有効です。取得前からこうした計画を立てておくことで、稼働の落ち込みを最小限にできます。

よくあるご質問

Q. どの予約サイトを使っているかは、どう確認しますか。 A. 売り手様への確認や、デューデリジェンスでの資料開示を通じて把握します。予約構成もあわせて確認するとよいでしょう。

Q. レビューが引き継げないと価値は下がりますか。 A. 一時的な稼働への影響は見込まれますが、立地や設備、許認可などの価値は残ります。総合的に判断することが大切です。

契約前に引継ぎ条件を明確にする

予約サイトの引継ぎは、契約前の段階で条件を明確にしておくことが大切です。どの予約サイトのアカウントやリスティングを、どのような形で引き継ぐのか、引継ぎに必要な手続きは誰が行うのかを、売り手様と具体的にすり合わせておきます。プラットフォームの規約や手続きは変わることもあるため、最新の取扱いを確認したうえで進めることが望まれます。曖昧なまま契約を進めると、取得後に「引き継げると思っていたものが引き継げなかった」という食い違いが生じかねません。

また、予約サイトのアカウントには、これまでの予約履歴やメッセージ、料金設定などの情報が蓄積されています。これらの情報をどこまで引き継げるかも、運営の連続性に関わります。サイトコントローラーや予約管理ツールを利用している場合は、その設定やログイン情報の引継ぎも忘れずに確認しておきましょう。

予約サイトへの依存度も確認する

引継ぎの可否とあわせて確認したいのが、対象施設の予約がどの予約サイトにどの程度依存しているかです。特定のサイトに予約が集中している場合、そのサイトのアカウントが引き継げなければ、稼働への影響は大きくなります。反対に、複数のサイトや自社予約を組み合わせている施設は、一つのサイトの影響を受けにくく、引継ぎのリスクも分散されます。予約構成を把握することは、事業の安定性を見極めるうえでも役立ちます。買い手様は、この点も含めて総合的に判断することが望まれます。

まとめ

予約サイトのアカウントとレビューは、引継ぎの可否が予約サイトごとに異なり、取得後の収益に影響します。対象施設がどの予約サイトを利用しているかを確認し、引継ぎ可否を計画に反映させることが大切です。株式会社Tabiji Partnersは民泊専門のM&Aとして、引継ぎに関する確認事項の整理までご相談に対応しております。あわせて民泊買収後の運営引継ぎ(PMI)もご覧ください。

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