足立区の民泊事業譲渡|相場・マルチプル・売却の注意点

足立区における民泊市場の特徴
足立区は北千住を中心に、交通利便性と価格帯のバランスで選ばれやすいエリアです。千住は江戸四宿のひとつとしての歴史を持ちつつ、近年は駅周辺の回遊性も高まり、新旧の需要が混ざる街になっています。
公開情報から見える需要の特徴
- 北千住の交通結節点としての強さ
- 都心近接に対して相対的に価格帯を抑えやすい
- 歴史ある宿場町要素と新しい回遊需要が混ざる
足立区は中心部より単価を抑えやすいぶん、運営体制と収支の安定感が評価に直結しやすいです。
平均的な収益イメージ(AirDNAを参考に作成・直近12か月)
足立区は北千住を中心に都心アクセスの良さが評価される一方、住宅地寄りの立地では収益の出方が分かれやすいエリアです。
- 平均稼働率:69%(直近12か月)
- 平均宿泊単価(ADR):24,490円(直近12か月)
北千住駅徒歩圏と住居専用地域寄りの案件では傾向が変わるため、AirDNAの数値は駅距離と用途地域を重ねて見ると判断しやすくなります。
足立区の民泊事業譲渡相場(マルチプル)
足立区における旅館業・民泊事業譲渡は、一定の条件を満たしている場合
EBITDAマルチプル2.0〜3.3倍程度が目安となります。
※物件条件により変動しますので、詳細は専門家にお問い合わせください。
想定シミュレーション
| 年間営業利益 | 想定マルチプル | 想定譲渡価格 |
|---|---|---|
| 400万円 | 2.0倍 | 約800万円 |
| 600万円 | 3.0倍 | 約1,800万円 |
| 800万円 | 3.3倍 | 約2,640万円 |
足立区は立地や運営条件によってマルチプルが変わりやすいという特徴がございます。
物件条件による評価差
① 普通借家か定期借家か
- 普通借家:評価上昇要因
- 定期借家(2年以下):マルチプル低下要因
② 旅館業か住宅宿泊事業(新法)か
- 旅館業許可:安定評価
- 新法:180日制限のため評価抑制
③ 家主承諾の可否
オーナー承諾が取得済みかどうかで、
ディール成立率が大きく変わります。
足立区で売却する際の主な論点
- 原状回復義務の範囲
- 駆け付け登録先の承継可否
- 敷金の扱い(BS処理)
- 外注体制
- 実績期間
- 消防設備の状態
特に住宅宿泊事業の際は足立区は駆け付け登録先の承継等、注意点が多いため、M&Aを検討する際は専門家のアドバイスが重要です。
足立区で今見ておきたい法規制・運用上の注意点
足立区では、届出の7日前までの書面説明、苦情対応記録の3年間保存、事業系ごみの適正処理が条例で求められます。さらに住居専用地域では月曜日正午から金曜日正午まで営業できず、12月31日正午から1月3日正午も実施不可のため、用途地域と営業可能期間の確認が重要です。
今後の見通し
北千住周辺の回遊性と東東京エリア全体の宿泊需要の波及は今後も見込みやすいです。一方で、価格勝負だけの案件は選ばれにくくなり、運営の安定性や近隣トラブルの少なさがより重視されると考えられます。
株式会社Tabiji Partnersの足立区エリアM&A成約実績
株式会社Tabiji Partnersでは、2026年3月1日時点で、過去2件の足立区の民泊M&Aの譲渡支援の実績がございます。
内訳としては、
住宅宿泊事業:2
旅館業:0
譲渡額500万円以下:2
譲渡額500万円以上1000万円未満:0
譲渡額1000万円以上:0
でございます。
足立区の民泊M&Aにおいてよくある質問
Q. 足立区内で営業日数や営業条件に制限がある民泊でも売却できますか?
売却は可能ですが、法令や規制リスク、特例申請についての確認が必要です。
Q. 不動産を所有したまま、営業権のみの譲渡でも大丈夫ですか
問題ございません。適切なスキームをご提案します。
Q. 売却までの期間は?
平均2〜4ヶ月程度が目安です。
足立区の民泊事業譲渡をご検討の方へ
足立区は都内でも需要が見込め、
適切に整理すれば好条件での譲渡が可能なエリアです。
民泊専門のM&A仲介会社である株式会社Tabiji Partnersでは、無料査定・相場診断を行っております。
お気軽にご相談ください。
民泊専門M&A仲介 Tabiji Partnersに相談する
本記事の監修
株式会社Tabiji Partners代表取締役
濱口優太郎
東京都の旅館業民泊・住宅宿泊事業を中心に、東京都の各種民泊事業譲渡プロジェクトのメインアドバイザーとして、民泊・旅館業M&Aを成約に導く。個人での仲介実績は30件超